オフィスに業務用エアコンを設置するために業者を選ぶ時は、いくつかのチェックすべきポイントがあります。基本として挙げられるのが、業者の専門性です。需要の増加に伴ってエアコンの設置サービスを行う企業が増えています。しかし、業者の中には他の分野が専門で、空調機の取付も対応するというスタンスの企業も多いのが実情です。
業務用エアコンの取付は家庭用に比べて工事が大掛かりで、配線も複雑になります。専門の知識や技術、経験のあるスタッフが行わないと設置後にトラブルが起きるケースも少なくありません。主なトラブルの事例として、配線ミスで正常に作動しない、作動中の振動で天井にヒビが入るなどがあります。依頼をする時は、空調機器設備の専門業者であることを確かめなくてはいけません。
実績も重要になるので、空調機器設備の専門でも設立して間もないなど、作業スタッフの経験が浅い会社は避けるのが無難です。家庭用と業務用の大きな違いにフロンガスの回収があります。業務用エアコンは新しい物へ交換する時に本体と合わせてフロンガスの回収も行わなくてはいけません。環境省が定めているフロン回収、破棄法のルールを破ると依頼した企業側の責任として、刑事罰が科せられます。
フロンガスの処分は個人で行うことは禁止されていて、指定の免許と認可を受けなければできません。エアコンの取付工事が終わった後に回収、破棄も行ってくれる業者を選ぶと手間を省くことができます。